要旨はこの様な事です。
《注意報1》2014/4/15 07:00
朝日新聞は4月5日付朝刊1面で、「『健康』基準広げます」と見出しをつけ、日本人間ドック学会(以下、学会)と健康保険組合連合会(以下、健保連)が「血圧や肥満度などについて健康診断や人間ドックで『異常なし』とする値を緩めると発表した」と報じた。しかし、学会・健保連が発表したのは、健康診断データの大規模調査をもとに作成した「検査値の基準範囲」であって、健康診断や人間ドックで用いられる「判定基準」あるいは「疾患判別値」とは別物。学会が新基準を6月に正式に決め、来年4月から運用すると報じた部分も事実ではなかった。学会には、報道で誤解をした医療関係者の問い合わせが相次いでいるといい、判定基準を変更するものではないと注意を呼びかけている。
学会からは追加でポスターを作成…
此の春に人間ドック学会からの衝撃的なプレスリリースが在った事をご存知の方々もいらっしゃるでしょう、当院でも一部患者さんからの質問もあり現場が少々混乱しております。結論としましては同じ医療者としての残念な報告であると考えております。
引き続き当院では特定健診結果を昨年同様に従来の基準値を用いて判定しておりますので御了承下さい、尚ドック学会の報告に基づいて治療を中止したかたも居ますが其れは自己判断での中止として双方が納得了承しております。早く混乱が収束する事を望んでおります。